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豊橋市がコロナ第6波まとめ

第6波の新規陽性者数などの推移(豊橋市の資料を加工)
第6波の新規陽性者数などの推移(豊橋市の資料を加工)

 豊橋市は、新型コロナウイルスの市内の状況をまとめた。第6波が始まった1月2日(県の始点は昨年12月28日)から3月31日までに、1万3656人が検査の結果、陽性と判定されたとしている。1~5波の累計が4729人のため、3カ月間で2・9倍の人が陽性になったことになる。
 市によると、第6波は急速に拡大し、2月5日には一日の陽性者としては過去最多の453人を記録した。それをピークに減少傾向が続いてきたが、最近1週間は横ばいの状態となっている。
 これに合わせるように、検査件数も1月中旬以降に急増した。2月には一日に700件以上の検査があり、陽性率は50%を超える状況だった。3月になって検査件数、陽性率とも減っているが、陽性率は依然として30%台となっている。
 一方、年代別内訳は、10歳未満から40代がいずれも2000人超となった。10歳未満(2016人)と10代(2168人)だけで全体の31%を占めている。また70代以上も9%となり、第5波より高かった。特に2月は11%とさらに高かった。
 感染経路は「家族や知人・友人」が46%と第5波同様に高い。一方で潜伏期間が非常に短く、感染経路が十分に追えなくなってきていることと、疫学調査の重点化を図っているため、感染経路の調査が十分にできていない点には留意が必要としている。
 死者は66人にのぼった。第1~5波の累計は62人でこれを上回った。50代以下の死者はいない。80代が30人、90歳以上が23人、70代が10人、60代が3人。患者数に占める死者の割合は、90代が11・50%だった。60代では0・39%。
 死者のうち、ワクチンを2回以上接種していたのは64%、不明が18%、接種なしが15%、1回接種が3%だった。
 第6波のクラスター(感染者集団)は、医療機関の96人が最大。4カ所の高齢者施設でも発生した。ほかに障害者施設でも73人の陽性者が出た。
【山田一晶】

 豊橋市は、新型コロナウイルスの市内の状況をまとめた。第6波が始まった1月2日(県の始点は昨年12月28日)から3月31日までに、1万3656人が検査の結果、陽性と判定されたとしている。1~5波の累計が4729人のため、3カ月間で2・9倍の人が陽性になったことになる。
 市によると、第6波は急速に拡大し、2月5日には一日の陽性者としては過去最多の453人を記録した。それをピークに減少傾向が続いてきたが、最近1週間は横ばいの状態となっている。
 これに合わせるように、検査件数も1月中旬以降に急増した。2月には一日に700件以上の検査があり、陽性率は50%を超える状況だった。3月になって検査件数、陽性率とも減っているが、陽性率は依然として30%台となっている。
 一方、年代別内訳は、10歳未満から40代がいずれも2000人超となった。10歳未満(2016人)と10代(2168人)だけで全体の31%を占めている。また70代以上も9%となり、第5波より高かった。特に2月は11%とさらに高かった。
 感染経路は「家族や知人・友人」が46%と第5波同様に高い。一方で潜伏期間が非常に短く、感染経路が十分に追えなくなってきていることと、疫学調査の重点化を図っているため、感染経路の調査が十分にできていない点には留意が必要としている。
 死者は66人にのぼった。第1~5波の累計は62人でこれを上回った。50代以下の死者はいない。80代が30人、90歳以上が23人、70代が10人、60代が3人。患者数に占める死者の割合は、90代が11・50%だった。60代では0・39%。
 死者のうち、ワクチンを2回以上接種していたのは64%、不明が18%、接種なしが15%、1回接種が3%だった。
 第6波のクラスター(感染者集団)は、医療機関の96人が最大。4カ所の高齢者施設でも発生した。ほかに障害者施設でも73人の陽性者が出た。
【山田一晶】

第6波の新規陽性者数などの推移(豊橋市の資料を加工)
第6波の新規陽性者数などの推移(豊橋市の資料を加工)

カテゴリー:社会・経済

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