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5月からとよはしアーカイブに文化財センターなど追加

全方向から見られる馬具の3D画像
全方向から見られる馬具の3D画像
5月からとよはしアーカイブに文化財センターなど追加

 豊橋市は5月から、市の収蔵資料や美術品などをデジタルデータで見られるウェブサービス「とよはしアーカイブ」=QRコード=に、文化財センターなどの資料計96点を追加する。中でも「馬越長火塚古墳」(石巻本町)の出土品の一部は3D撮影で全方向画像を楽しめる。
 アーカイブ事業は中央図書館で2019年6月に開始、昨年度は美術博物館の絵画や工芸品などを加えた。今年度は文化財センター所蔵の75点のほか、美術博物館の版画21点を追加公開する。
 文化財センターは吉田城跡の鬼瓦(安土桃山時代)など考古資料、遺跡や古墳の画像など75点を収めた。美術博物館の河野通勢「関東大震災所見図」の版画21点も公開する。
 馬越長火塚古墳から出土した「棘葉形杏葉(きょくようがたきょうよう)」(国重要文化財)は3D技術で全方向の画像とともに、高精細な拡大画像を見られる。センターの岩原剛所長は「通常展示にはない視点から楽しめる」と話す。
 今回で資料総数は1166点となった。昨年度のアクセスは57万件に達し、出版物や学術論文の引用も増えたという。
【加藤広宣】

 豊橋市は5月から、市の収蔵資料や美術品などをデジタルデータで見られるウェブサービス「とよはしアーカイブ」=QRコード=に、文化財センターなどの資料計96点を追加する。中でも「馬越長火塚古墳」(石巻本町)の出土品の一部は3D撮影で全方向画像を楽しめる。
 アーカイブ事業は中央図書館で2019年6月に開始、昨年度は美術博物館の絵画や工芸品などを加えた。今年度は文化財センター所蔵の75点のほか、美術博物館の版画21点を追加公開する。
 文化財センターは吉田城跡の鬼瓦(安土桃山時代)など考古資料、遺跡や古墳の画像など75点を収めた。美術博物館の河野通勢「関東大震災所見図」の版画21点も公開する。
 馬越長火塚古墳から出土した「棘葉形杏葉(きょくようがたきょうよう)」(国重要文化財)は3D技術で全方向の画像とともに、高精細な拡大画像を見られる。センターの岩原剛所長は「通常展示にはない視点から楽しめる」と話す。
 今回で資料総数は1166点となった。昨年度のアクセスは57万件に達し、出版物や学術論文の引用も増えたという。
【加藤広宣】

全方向から見られる馬具の3D画像
全方向から見られる馬具の3D画像
5月からとよはしアーカイブに文化財センターなど追加

カテゴリー:社会・経済

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