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のんほいパークでボルネオ保全のワークショップ

マレーシアからの映像でボルネオゾウについて学ぶ小学生ら=のんほいパークで
マレーシアからの映像でボルネオゾウについて学ぶ小学生ら=のんほいパークで

 野生動物や自然保護を図る「ボルネオ保全プロジェクト」に参加する国内外の動物園で21日、野生動物の生態や生息環境などを考える小学生向けのワークショップがあった。各園をオンラインでつないで計3回開く。
 豊橋市の豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)のほか、旭山動物園(北海道旭川市)、平川動物公園(鹿児島市)、マレーシアの「ロッカウィ野生動物公園」とその近隣に住む小学生ら26人が参加した。
 初回は「ゾウについて知ろう」がテーマ。ロッカウィ野生動物公園のボルネオゾウには、わなに掛かったり、親が農薬などの被害に遭ったりした個体も暮らしている。
 体長2・5㍍、体重3㌧未満で「世界でもっとも小さなゾウ」といわれる。インドネシアなどと国境を接するボルネオ島の森林で、木の葉や実を食べて暮らしていた。
 一方、ゾウの楽園だった森林は近年、パーム油の原料となるアブラヤシを栽培する大規模農園に変わってしまった。電気柵などで厳重に管理されて餌場に入れず、畑や村に出没することで問題化している。
 この日はボルネオゾウの暮らしと、人間が進めた森林での産業活動について映像を交えて確認した。その上でゾウと人間の双方の「困りごと」を整理して、共存を図るためのヒントを探った。  次回はボルネオの主要産品のパーム油について学び、最終回は野生動物を救うための「作戦」を考える。
【加藤広宣】

 野生動物や自然保護を図る「ボルネオ保全プロジェクト」に参加する国内外の動物園で21日、野生動物の生態や生息環境などを考える小学生向けのワークショップがあった。各園をオンラインでつないで計3回開く。
 豊橋市の豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)のほか、旭山動物園(北海道旭川市)、平川動物公園(鹿児島市)、マレーシアの「ロッカウィ野生動物公園」とその近隣に住む小学生ら26人が参加した。
 初回は「ゾウについて知ろう」がテーマ。ロッカウィ野生動物公園のボルネオゾウには、わなに掛かったり、親が農薬などの被害に遭ったりした個体も暮らしている。
 体長2・5㍍、体重3㌧未満で「世界でもっとも小さなゾウ」といわれる。インドネシアなどと国境を接するボルネオ島の森林で、木の葉や実を食べて暮らしていた。
 一方、ゾウの楽園だった森林は近年、パーム油の原料となるアブラヤシを栽培する大規模農園に変わってしまった。電気柵などで厳重に管理されて餌場に入れず、畑や村に出没することで問題化している。
 この日はボルネオゾウの暮らしと、人間が進めた森林での産業活動について映像を交えて確認した。その上でゾウと人間の双方の「困りごと」を整理して、共存を図るためのヒントを探った。  次回はボルネオの主要産品のパーム油について学び、最終回は野生動物を救うための「作戦」を考える。
【加藤広宣】

マレーシアからの映像でボルネオゾウについて学ぶ小学生ら=のんほいパークで
マレーシアからの映像でボルネオゾウについて学ぶ小学生ら=のんほいパークで

カテゴリー:社会・経済

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