豊橋・緑が丘こども園の完成祝う

　豊橋市細谷町の「緑が丘こども園」で26日、新園舎の落成式が開かれた。来賓、工事関係者らが出席し、完成を祝った。
　鉄骨２階建て延べ１７３８平方㍍。１階は職員室と教室、２階は教室がある。旧園舎が老朽化したほか、新型コロナウイルス禍が続く中、広々とした教室で園児たちが過ごせるようにと建て替えた。
　こだわったのは、室内で遊べるスペースの確保。１階と２階を結ぶアスレチック遊具を作ったほか、２階には２００平方㍍の大屋根があるテラスを設けた。廊下の幅は３・５㍍と広い。その一角には絵本コーナーがあるほか、壁の一部にブロックをはめられるようにした。また園庭はけがをしにくいゴムチップ舗装にした。
　落成式で尾崎弘直園長は「評判の良い園舎が完成しました。保護者や地域の皆さんと協力して、素晴らしい幼児教育をしていきます」とあいさつ。来賓の杉浦正和県議は「園舎の中でも遊べる素晴らしい施設。豊橋の子どもをしっかりと育ててください」と祝辞を述べた。最後に年長園児が舞台に上がり歌を歌った。
　園児は２１４人で校区内にある細谷小学校の全校児童の２・５倍。評判が良く、校区外から通う子も多い。新園舎の設計監理はジャクエツ（名古屋市中区）、施工はオーテック（豊橋市神野新田町）が担当した。
【竹下貴信】