とよかわ広報大使に小林さん

　豊川市は、同市出身でＺＩＰ－ＦＭナビゲーターの小林拓一郎さんを「とよかわ広報大使」に委嘱した。市の魅力を広く全国に発信する。
　広報大使は芸術や芸能、スポーツなどの分野で活躍する豊川にゆかりの人物に委嘱する。これまでに俳優の渡辺いっけい氏らが就任している。
　小林さんは１９７９年豊川市生まれ。牛久保小学校、南部中学校、国府高校へ進み、米オレゴン州立大学へ進学した。
　大学在学中にキャンパスラジオＤＪを始め、卒業後の２００５年にＺＩＰ－ＦＭナビゲーターとして活動。現在は「コバタク」の愛称でリスナーに愛されている。
　小林さんは中学の頃からのバスケットボール好きで08年からはＢリーグの「シーホース三河」のホームコートＭＣを務める。
　20年に小林さんは故郷へ恩返したいとの思いで、土筒町に亡父のブドウ畑の土地を活用したバスケットコート「グレープパークコート」を開設した。小さい頃の夢だった「誰もが自由にバスケを楽しめる場所」を実現させた。
　この日、市役所で委嘱式が開かれた。竹本幸夫市長から大使就任の盾とバラの花束などが贈られた。竹本市長は「元気な豊川をさらに元気にしたい。特に若者世代を引き付けるような形で小林さんの活躍を期待しています」と述べた。
　小林さんは「インタビュー形式で豊川に強い思いを持っている人から魅力を引き出して、広くＰＲしていきたい」と話した。
【林大二朗】