オーテック創業者・彦坂守相談役の米寿を祝う会

　地域社会への貢献を続ける「オーテック」（彦坂彰一社長）の創業記念式典と彦坂守相談役の米寿を祝う会が盛大に営まれた。多くの人が会社の発展と彦坂相談役の健康を祈った。
　来賓は、大村秀章知事のほかに、地元選出の自民党の３衆院議員があいさつした。根本幸典氏は市議選に出馬する際に初めて彦坂相談役にあいさつしたエピソードを披露。今枝宗一郎氏は、65年前にエネルギー産業を立ち上げ、ここまで発展させた努力をたたえた。山本左近氏は「運のない男」と呼ばれ続けたが、昨秋の選挙で当選すると「運のいい男」と呼ばれるようになったと明かした。
　東三河の５市長も、時計の寄贈に対する感謝状を彦坂社長に贈りつつ、彦坂相談役との交流を紹介した。時計を設置したのは公園や市役所前など、利用者に必要な場所を選んだという。
　米寿の祝いの来賓あいさつもあった。元副財務相の山本明彦氏は、新幹線に乗り合わせ、話し込んだのが彦坂相談役との交流のきっかけだったと話した。そして「知事がお祝いに駆けつけるほどの影響力を持つに至った」とたたえた。蒲郡信用金庫の竹田知史理事長は、支店長として転任のあいさつをしたのが初対面だったとしたうえで「ずっと怖い社長だったが、企業経営哲学を教えてもらった」と話した。
　花束と記念品を贈られた彦坂相談役は出席者に対し「みなさんは私の子だ。多くの子が集まってくれてうれしい」と感謝の言葉を述べるとともに、「私心を捨て、大義に生きる」をモットーに、今後も頑張ることを誓った。
【山田一晶】