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「豊橋田原ごみ処理施設」落札

豊橋田原ごみ処理施設の完成予想図
豊橋田原ごみ処理施設の完成予想図

 豊橋市は、田原市と2028年から供用開始を目指す「豊橋田原ごみ処理施設」の入札結果について、日鉄エンジニアリング(東京都品川区)を核とする共同事業体(JV)が落札したと発表した。「DBO」と呼ばれる公設民営の手法により20年の事業期間で運営、落札総額は684億円に上る。
 国のごみ処理施設広域化の一環で、両市は14年の合意を機に豊橋市資源化センター(豊栄町)の隣地での整備計画を進めてきた。用地買収が難しく、昨年度の最終版では敷地内に新たな焼却炉2基を建設することでまとまった。
 落札者は日鉄エンジニアリングを代表企業、日鉄環境エネルギーソリューション(本社同)を構成員とするJVで、協力企業の大林組名古屋支店や神野建設、中部など5社が加わる。
 DBO方式は自治体資金を使った公設民営方式の一つ。市では6月下旬に基本協定、市議会の承認を経て9月下旬に特定事業契約を交わす見通し。28年3月15日までの施設引き渡しを目指す。
 市施設建設室によると新施設には、2種類の「ガス化溶融方式」の焼却炉を置く。焼却能力は普通ごみで1日約417㌧、粗大ごみ処理施設は14・2㌧。最終処分される不適物は現行施設より少なく、副産物として溶融スラグのほか合金素材が得られる。
【加藤広宣】

 豊橋市は、田原市と2028年から供用開始を目指す「豊橋田原ごみ処理施設」の入札結果について、日鉄エンジニアリング(東京都品川区)を核とする共同事業体(JV)が落札したと発表した。「DBO」と呼ばれる公設民営の手法により20年の事業期間で運営、落札総額は684億円に上る。
 国のごみ処理施設広域化の一環で、両市は14年の合意を機に豊橋市資源化センター(豊栄町)の隣地での整備計画を進めてきた。用地買収が難しく、昨年度の最終版では敷地内に新たな焼却炉2基を建設することでまとまった。
 落札者は日鉄エンジニアリングを代表企業、日鉄環境エネルギーソリューション(本社同)を構成員とするJVで、協力企業の大林組名古屋支店や神野建設、中部など5社が加わる。
 DBO方式は自治体資金を使った公設民営方式の一つ。市では6月下旬に基本協定、市議会の承認を経て9月下旬に特定事業契約を交わす見通し。28年3月15日までの施設引き渡しを目指す。
 市施設建設室によると新施設には、2種類の「ガス化溶融方式」の焼却炉を置く。焼却能力は普通ごみで1日約417㌧、粗大ごみ処理施設は14・2㌧。最終処分される不適物は現行施設より少なく、副産物として溶融スラグのほか合金素材が得られる。
【加藤広宣】

豊橋田原ごみ処理施設の完成予想図
豊橋田原ごみ処理施設の完成予想図

カテゴリー:社会・経済

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