文字の大きさ

豊橋空襲を語り継ぐ会が総会と講演会

開館までの道のりや活動の展望を語る宮原館長=豊橋市民センターで
開館までの道のりや活動の展望を語る宮原館長=豊橋市民センターで

 「豊橋空襲を語り継ぐ会」の総会と平和講演会が26日、豊橋市民センターであった。戦争と平和の資料館「ピースあいち」(名古屋市名東区)の宮原大輔館長を迎え、開館15年までの道のりや今後の活動について学んだ。
 1993年発足の「戦争メモリアルセンターの建設を呼びかける会」を足掛かりに、NPO法人の設立準備会による自主的な建設に至った経緯などを紹介した。
 「呼びかける会」では機運を保つため、季刊誌を通じて建設実現を願い続けた。県や名古屋市の支援が得られず、計画が進まない実情を知った県民の寄付で独自の建設に弾みが付き、2007年開館に漕ぎつけた道のりを振り返った。
 館内には、県内各地の空襲の記憶や戦時下の暮らしなどを伝える常設展示があり、終戦直後に使われた「墨消し」の国定教科書や発行禁止となった当時の雑誌も並ぶ。09年には継承事業にも取り組み、戦後75年の20年から語り部ボランティアの養成や戦争体験論文の募集、映像アーカイブも始めた。
 宮原館長は「当時の資料でも戦争の記憶を後世に伝えられる」と継承の大切さを説いた。
【加藤広宣】

 「豊橋空襲を語り継ぐ会」の総会と平和講演会が26日、豊橋市民センターであった。戦争と平和の資料館「ピースあいち」(名古屋市名東区)の宮原大輔館長を迎え、開館15年までの道のりや今後の活動について学んだ。
 1993年発足の「戦争メモリアルセンターの建設を呼びかける会」を足掛かりに、NPO法人の設立準備会による自主的な建設に至った経緯などを紹介した。
 「呼びかける会」では機運を保つため、季刊誌を通じて建設実現を願い続けた。県や名古屋市の支援が得られず、計画が進まない実情を知った県民の寄付で独自の建設に弾みが付き、2007年開館に漕ぎつけた道のりを振り返った。
 館内には、県内各地の空襲の記憶や戦時下の暮らしなどを伝える常設展示があり、終戦直後に使われた「墨消し」の国定教科書や発行禁止となった当時の雑誌も並ぶ。09年には継承事業にも取り組み、戦後75年の20年から語り部ボランティアの養成や戦争体験論文の募集、映像アーカイブも始めた。
 宮原館長は「当時の資料でも戦争の記憶を後世に伝えられる」と継承の大切さを説いた。
【加藤広宣】

開館までの道のりや活動の展望を語る宮原館長=豊橋市民センターで
開館までの道のりや活動の展望を語る宮原館長=豊橋市民センターで

カテゴリー:社会・経済

 PR

PR