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電子紙芝居「鈴木金七郎物語」お披露目

「鈴木金七郎物語」を制作した関係者ら=新城市立東郷西小学校で
「鈴木金七郎物語」を制作した関係者ら=新城市立東郷西小学校で
iPadで物語を見る児童たち=同
iPadで物語を見る児童たち=同

 440余年前にあった長篠・設楽原の戦いで伝令役を務めた鈴木金七郎を主人公に描いた電子紙芝居「からくりBOOKS『鈴木金七郎物語』」が完成し、27日、金七郎の出身地にある新城市立東郷西小学校でお披露目された。
 金七郎は同市富永(当時の川上村)で生まれ、長篠・設楽原の戦いの際には長篠城の窮状を岡崎城にいた織田信長と徳川家康に知らせる役目を担った。一緒に向かった鳥居強右衛門は帰りに武田軍にとらわれ、はりつけの刑にあった。
 電子紙芝居化は金七郎の行動を顕彰しようと地元住民らでつくる「業績を見直す会」が次世代に伝えようと物語づくりに着手。県内の偉人たちを題材に制作しているデザイナーの筒井潔さんに制作を依頼。愛知工科大学(蒲郡市)の学生20人がプログラミングを担当した。時代考証は新城市設楽原歴史資料館の湯浅大司学芸員が務めた。
 物語では金七郎が鳥居強右衛門と共に岡崎へ向かった話や、設楽原では馬防柵での攻防、戦いを終えて農民となったこと、地元の竹広では毎年8月15日に戦いで亡くなった魂を鎮める「火おんどり」が行われていることを描いた。金七郎を「人の命を奪う節でなく人として生きていくことを選んだ」などと説明している。
 タブレット端末用のアプリケーションとなっており、18種類のシーン構成では指で矢を放ったり、ご飯を食べるなど操作できるように工夫している。
 27日には同校5年松組25人がiPadで学習。ナレーションを聴き入ったり、指で操作しながら物語に見入った。
 業績を見直す会の森田諭司会長は「平和の尊さ鈴木金七郎の生きざまを考えてもらえれば」と紹介した。
 物語はアップルストアで無料ダウンロードできる。
(安藤聡)

 440余年前にあった長篠・設楽原の戦いで伝令役を務めた鈴木金七郎を主人公に描いた電子紙芝居「からくりBOOKS『鈴木金七郎物語』」が完成し、27日、金七郎の出身地にある新城市立東郷西小学校でお披露目された。
 金七郎は同市富永(当時の川上村)で生まれ、長篠・設楽原の戦いの際には長篠城の窮状を岡崎城にいた織田信長と徳川家康に知らせる役目を担った。一緒に向かった鳥居強右衛門は帰りに武田軍にとらわれ、はりつけの刑にあった。
 電子紙芝居化は金七郎の行動を顕彰しようと地元住民らでつくる「業績を見直す会」が次世代に伝えようと物語づくりに着手。県内の偉人たちを題材に制作しているデザイナーの筒井潔さんに制作を依頼。愛知工科大学(蒲郡市)の学生20人がプログラミングを担当した。時代考証は新城市設楽原歴史資料館の湯浅大司学芸員が務めた。
 物語では金七郎が鳥居強右衛門と共に岡崎へ向かった話や、設楽原では馬防柵での攻防、戦いを終えて農民となったこと、地元の竹広では毎年8月15日に戦いで亡くなった魂を鎮める「火おんどり」が行われていることを描いた。金七郎を「人の命を奪う節でなく人として生きていくことを選んだ」などと説明している。
 タブレット端末用のアプリケーションとなっており、18種類のシーン構成では指で矢を放ったり、ご飯を食べるなど操作できるように工夫している。
 27日には同校5年松組25人がiPadで学習。ナレーションを聴き入ったり、指で操作しながら物語に見入った。
 業績を見直す会の森田諭司会長は「平和の尊さ鈴木金七郎の生きざまを考えてもらえれば」と紹介した。
 物語はアップルストアで無料ダウンロードできる。
(安藤聡)

「鈴木金七郎物語」を制作した関係者ら=新城市立東郷西小学校で
「鈴木金七郎物語」を制作した関係者ら=新城市立東郷西小学校で
iPadで物語を見る児童たち=同
iPadで物語を見る児童たち=同

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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