豊橋で「ユニファイドスポーツ」体験会

　県内で９月22～24日に開催される知的障害のあるアスリートが競う「第７回スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・愛知」を前に23日、知的障害のアスリートと障害のないパートナーがチームメートとなってプレーする「ユニファイドスポーツ」の体験が豊橋市陸上競技場であった。
　障害者の社会参加と障害への理解を深めようと、スペシャルオリンピックス（ＳＯ）日本・愛知と県、同市が実施した。
　参加したのは、豊橋や岡崎の知的障害者３人と豊橋の中学生21人。３チームに分かれ、ボッチャを体験した。赤、青のカラーボールを転がし、目標の白い球にいかに近づけるかを競った。中学生たちは「アシスト」と呼ばれる役割もこなし、球を投げる順番を赤、青それぞれの色のうちわを見せて知らせた。
　参加した障害者の母親は「みんな、ニコニコしてやっていたので楽しめたと思います」と子どもたちの様子を話した。
　ＳＯは、知的障害者にさまざまなスポーツトレーニングと競技会を提供している国際的なスポーツ組織。４年ごとに夏季、冬季の大会を開催し、愛知大会は来年にアラブ・アブダビで開かれる世界大会への日本選手団選考を兼ねる。
　会場は名古屋、豊田、刈谷、日進４市と大治町で、アスリート約１０００人が競泳や陸上、バスケットボール、サッカー、ゴルフなど13競技に挑む。
（中村晋也）