豊橋ゴールデンRC30周年式典

　豊橋ゴールデンロータリークラブ（福沢省吾会長）の創立30周年記念式典が25日、豊橋市藤沢町のロワジールホテル豊橋で開かれた。会員や地域のロータリークラブ役員ら出席者１００人がクラブの歴史を振り返り、一層の奉仕活動に決意を新たにした。
　同クラブは１９８８（昭和63）年10月28日、豊橋クラブがスポンサーとなって創立。ボランティアにかかわる豊橋市内の高校などでつくる高校生ボランティア・ハート・ネットワークを提唱し、93年に発足させるなど、人づくりの活動を主に取り組んでいる。現会員は64人。
　式典は「今を生きる－生きる喜びを見つけよう、人を作ることによって」をテーマに掲げ、30年の歩みが映像で紹介されたあと、福沢会長があいさつ。これまでの奉仕活動を紹介しつつ、実践できたことに感謝した上で「今後もロータリーの精神を大切にして奉仕活動を実践していく。地域社会に認めていただけるよう次なる40年、50年につながるよう前進したい」と述べた。
　30周年を記念し、人づくりを通して明るい住み良いまちづくりを目指すための記念事業を、福沢会長が発表した。
　一つは、会員が倫理を高め、奉仕の道を探究する羅針盤となる「職業倫理宣言」をした。もう一つ、高校生ボランティア・ハート・ネットワークを支える「とよはし高校生ボランティア活動支援協議会」に活動資金となる基金として30万円を贈った。
　目録を受け取った中神真会長は「高校生が活発にボランティア活動をできるよう応援していく」と述べた。
　祝辞に立った佐原光一市長は「人づくりを中心に活動している。地域を支えるのは人、１人１人の力」と述べ、豊橋商工会議所の石黒功副会頭らも同クラブの今後の活動に期待を寄せた。
　式典後、記念講演があり、国際ロータリー２７９０地区ガバナーを務めた土屋亮平氏（松戸クラブ）が「私のロータリー観」をテーマに講演した。
　来年２月には、30周年記念事業の一つ「街づくりは人づくり－今を生きる私たちが未来の善き先人になろう」をテーマに市民公開シンポジウムを開催。基調講演の講師に日本バスケットボール協会の三屋裕子会長を迎える。
（中村晋也）