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豊川の「フラワー&ハート花幸」開業50周年

開業50周年を迎え、顧客を迎える河原さん=フラワー&ハート花幸で
開業50周年を迎え、顧客を迎える河原さん=フラワー&ハート花幸で
亡き妻・みつ子さんと経営していた昭和時代の花幸(同店提供)
亡き妻・みつ子さんと経営していた昭和時代の花幸(同店提供)

 豊川市大堀町の「フラワー&ハート花幸」が開業50周年を迎えた。創業者で代表の河原敏幸さん(79)は、4年前に病気で亡くなった妻みつ子さん(享年71)と二人三脚で地元に愛される花屋を切り盛りしてきた。
 豊川海軍工廠(こうしょう)の空襲で亡くなった父敏さんの仏壇に供えられていた花を扱う仕事をしようと、29歳だった1975年3月に独立開業。同年10月に結婚したのが3歳年下のみつ子さんだった。
 店は仲町、西豊町、現在の大堀町と移転を繰り返しながら、親切で丁寧な対応で地域の顧客に親しまれていた。みつ子さんは4人の子育てをしながらサポートした。
 平成初期に東三河で初めて花の自動販売機を導入するなど、先駆的な取り組みに積極的だった河原さん。失敗して落ち込むこともあったが、みつ子さんは「まぁいいじゃん。勉強だと思えば」と優しく励ました。「いつも穏やかで前向きで、本当に支えてもらいました。いい女房に恵まれたと思います」と感謝する。
 現在は後継ぎの三男浩隆さんと妻奈津子さんを中心に、ほかの兄弟夫婦や従業員も一緒に経営を支えている。交通指導員や福祉サロンなど奉仕活動にも励む河原さんは「若い者たちが自分と同じ地域密着型でやってくれているので安心です」とほほ笑む。
 50周年感謝祭として、30日までの利用者先着200人にガラスの花瓶を贈るほか、現金払いの持ち帰り商品限定で同店の花幸ハピネスカードのポイントを10倍で進呈している。
【由本裕貴】

 豊川市大堀町の「フラワー&ハート花幸」が開業50周年を迎えた。創業者で代表の河原敏幸さん(79)は、4年前に病気で亡くなった妻みつ子さん(享年71)と二人三脚で地元に愛される花屋を切り盛りしてきた。
 豊川海軍工廠(こうしょう)の空襲で亡くなった父敏さんの仏壇に供えられていた花を扱う仕事をしようと、29歳だった1975年3月に独立開業。同年10月に結婚したのが3歳年下のみつ子さんだった。
 店は仲町、西豊町、現在の大堀町と移転を繰り返しながら、親切で丁寧な対応で地域の顧客に親しまれていた。みつ子さんは4人の子育てをしながらサポートした。
 平成初期に東三河で初めて花の自動販売機を導入するなど、先駆的な取り組みに積極的だった河原さん。失敗して落ち込むこともあったが、みつ子さんは「まぁいいじゃん。勉強だと思えば」と優しく励ました。「いつも穏やかで前向きで、本当に支えてもらいました。いい女房に恵まれたと思います」と感謝する。
 現在は後継ぎの三男浩隆さんと妻奈津子さんを中心に、ほかの兄弟夫婦や従業員も一緒に経営を支えている。交通指導員や福祉サロンなど奉仕活動にも励む河原さんは「若い者たちが自分と同じ地域密着型でやってくれているので安心です」とほほ笑む。
 50周年感謝祭として、30日までの利用者先着200人にガラスの花瓶を贈るほか、現金払いの持ち帰り商品限定で同店の花幸ハピネスカードのポイントを10倍で進呈している。
【由本裕貴】

開業50周年を迎え、顧客を迎える河原さん=フラワー&ハート花幸で
開業50周年を迎え、顧客を迎える河原さん=フラワー&ハート花幸で
亡き妻・みつ子さんと経営していた昭和時代の花幸(同店提供)
亡き妻・みつ子さんと経営していた昭和時代の花幸(同店提供)

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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