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ワイヤレス12誘導心電図伝送システム8基寄贈の豊橋ハートセンターが紺綬褒章受章

紺綬褒章の伝達を受けた鈴木理事長㊧=豊橋市役所で
紺綬褒章の伝達を受けた鈴木理事長㊧=豊橋市役所で

 ワイヤレス12誘導心電図伝送システム8基(1基150万円)を寄贈した医療法人澄心会・豊橋ハートセンター(豊橋市、鈴木孝彦理事長)が、内閣府から紺綬褒章を受けた。12日、伝達式が豊橋市役所であり、鈴木理事長は「システムが全国に広がってほしい」と願いを込めて話した。
 紺綬褒章は500万円以上の私財の寄付が対象。澄心会は昨年7月に、心臓全体を検査することが可能な同システムを贈った。市は9月から全救急車に搭載し運用を始め、3月末までに約380件(試験運用期間含む)の伝送があった。
 車内で病状を把握することで、受け入れ先の病院は迅速な対応、早期の治療につなげることができ、救命率の向上が期待されている。運用が始まり、豊橋ハートセンターでは処置までの時間が20分ほど短縮したという。
 式では、佐原光一市長が「地域の安心安全の要として共に頑張っていきたい」と謝辞を述べた。
 鈴木理事長は「あと2~3倍は使われるに間違いない。今後はデータを集め、救急隊員らと勉強会などを開き、救命率向上につなげていきたい」と語った。
(飯塚雪)

 ワイヤレス12誘導心電図伝送システム8基(1基150万円)を寄贈した医療法人澄心会・豊橋ハートセンター(豊橋市、鈴木孝彦理事長)が、内閣府から紺綬褒章を受けた。12日、伝達式が豊橋市役所であり、鈴木理事長は「システムが全国に広がってほしい」と願いを込めて話した。
 紺綬褒章は500万円以上の私財の寄付が対象。澄心会は昨年7月に、心臓全体を検査することが可能な同システムを贈った。市は9月から全救急車に搭載し運用を始め、3月末までに約380件(試験運用期間含む)の伝送があった。
 車内で病状を把握することで、受け入れ先の病院は迅速な対応、早期の治療につなげることができ、救命率の向上が期待されている。運用が始まり、豊橋ハートセンターでは処置までの時間が20分ほど短縮したという。
 式では、佐原光一市長が「地域の安心安全の要として共に頑張っていきたい」と謝辞を述べた。
 鈴木理事長は「あと2~3倍は使われるに間違いない。今後はデータを集め、救急隊員らと勉強会などを開き、救命率向上につなげていきたい」と語った。
(飯塚雪)

紺綬褒章の伝達を受けた鈴木理事長㊧=豊橋市役所で
紺綬褒章の伝達を受けた鈴木理事長㊧=豊橋市役所で

カテゴリー:社会・経済

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