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「奥三河の美」 愛大生が体験

棚田の説明を聞く学生ら=新城市の「四谷の千枚田」で
棚田の説明を聞く学生ら=新城市の「四谷の千枚田」で
県内最高峰のブランコを楽しむ学生=茶臼山高原で
県内最高峰のブランコを楽しむ学生=茶臼山高原で
化粧品づくりを体験する学生ら=東栄町の「のき山学校」で
化粧品づくりを体験する学生ら=東栄町の「のき山学校」で

 奥三河観光協議会は24日、愛知大学の学生を対象にした「美の体験ツアー」を開いた。新城市の棚田や豊根村の茶臼山高原で景観を楽しみ、東栄町では化粧品づくりに取り組んだ。
 協議会は新城市と北設楽郡をエリアにした観光振興施策を考えている。2018年9月からは「okumikawAwake/メザメ奥三河」の名称で、農産物加工品やコスメ体験などブランド展開を本格化させている。今回は若者向けに認知度を高めようと、県新城設楽振興事務所の受託事業で初めて企画した。
 大学からは地域政策学部の学生8人が参加した。豊橋駅前を出発し、新城市の「四谷の千枚田」を訪問した。「鞍掛山麓千枚田保存会」の小山舜二会長が棚田の田んぼの維持や自然豊かな景観と生物多様性を伝える観察会の開催、余剰米を提供して商品開発に協力するなど活動を説明した。
 豊根村の茶臼山高原では県内唯一のスキー場を年間を通じて楽しめる観光地にしている取り組みを視察。学生らはリフト駅の近くで咲く「サンパチェンス」を観賞したり、県内最高峰にあるブランコで遊んだりして楽しんだ。
 東栄町では化粧品づくり体験をした。町内に原料セリサイト(絹雲母)が採れる鉱山があり、移住して体験工房を開く大岡千紘さんから作り方を教わり、パウダー状になったセリサイトやカオリンなどを調合した。完成後、女子学生らは「毎日使います」と喜んだ。
 浜松市出身の3年の遠山佳央理さんは「比較的近い奥三河の自然を満喫できた。再び訪れたい」と話した。
 11月12~13日には豊橋市の「エムキャンパス」で奥三河フェアを計画しており、学生たちも参加して観光PRするという。
【安藤聡】

 奥三河観光協議会は24日、愛知大学の学生を対象にした「美の体験ツアー」を開いた。新城市の棚田や豊根村の茶臼山高原で景観を楽しみ、東栄町では化粧品づくりに取り組んだ。
 協議会は新城市と北設楽郡をエリアにした観光振興施策を考えている。2018年9月からは「okumikawAwake/メザメ奥三河」の名称で、農産物加工品やコスメ体験などブランド展開を本格化させている。今回は若者向けに認知度を高めようと、県新城設楽振興事務所の受託事業で初めて企画した。
 大学からは地域政策学部の学生8人が参加した。豊橋駅前を出発し、新城市の「四谷の千枚田」を訪問した。「鞍掛山麓千枚田保存会」の小山舜二会長が棚田の田んぼの維持や自然豊かな景観と生物多様性を伝える観察会の開催、余剰米を提供して商品開発に協力するなど活動を説明した。
 豊根村の茶臼山高原では県内唯一のスキー場を年間を通じて楽しめる観光地にしている取り組みを視察。学生らはリフト駅の近くで咲く「サンパチェンス」を観賞したり、県内最高峰にあるブランコで遊んだりして楽しんだ。
 東栄町では化粧品づくり体験をした。町内に原料セリサイト(絹雲母)が採れる鉱山があり、移住して体験工房を開く大岡千紘さんから作り方を教わり、パウダー状になったセリサイトやカオリンなどを調合した。完成後、女子学生らは「毎日使います」と喜んだ。
 浜松市出身の3年の遠山佳央理さんは「比較的近い奥三河の自然を満喫できた。再び訪れたい」と話した。
 11月12~13日には豊橋市の「エムキャンパス」で奥三河フェアを計画しており、学生たちも参加して観光PRするという。
【安藤聡】

棚田の説明を聞く学生ら=新城市の「四谷の千枚田」で
棚田の説明を聞く学生ら=新城市の「四谷の千枚田」で
県内最高峰のブランコを楽しむ学生=茶臼山高原で
県内最高峰のブランコを楽しむ学生=茶臼山高原で
化粧品づくりを体験する学生ら=東栄町の「のき山学校」で
化粧品づくりを体験する学生ら=東栄町の「のき山学校」で

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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