豊橋信金が総代懇談会

　豊橋信用金庫は16日、豊橋市の「ホテルアソシア豊橋」で「総代懇談会」を開いた。今年度上半期（４～９月）の業績や新たな取り組みを紹介した。
　86人の総代が出席した。山口進理事長は「昨年５月からスタートした補助金コンサルティングサービスは９月末現在で契約先が１０５件と着実に増えている。支援した取引先の事業再構築補助金の採択数は１２６件と県内の信金で上位に位置する。採択率は66・３％で全国平均よりも高い」などと報告した。
　上半期の業績は、９月末の預金は９５７６億円（前年同期比１６９億円増）、貸出金は４３２３億円（同67億円増）と着実に増加した。安全性を重視した資金運用や経費の削減に努め、純利益は５億２０００万円（同１億１５００万円増）を計上した。自己資本比率は14・37％と高い水準を維持し、不良債権比率は２・75％と健全性を十分に確保している。
　新たな取り組みとして通帳を「紙」から「アプリ」にできる「しんきん通帳アプリ」の運用を開始したほか、ＬＩＮＥ、フェイスブック、インスタグラムなどＳＮＳを活用した情報配信に取り組んだ。
　地域貢献活動では、ファミリーミュージカル、少年サッカー大会などを３年ぶりに開催したほか、将来を担う子どもたちのために「金融教育出前授業」を積極的に展開した。
【竹下貴信】