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動物福祉団体がCFで援助求む

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シェルターの猫(提供)
シェルターの猫(提供)

 東三河で地域猫活動を続ける動物福祉団体「命にやさしいまちづくり ハーツ」による恒例のクラウドファンディング(CF)が6日、始まった。今年も前回同様の短期決戦で締め切りは2月3日の午後11時。世話をする猫が増えたこと、猫を保護する「シェルター」新設の必要が生じたことから、最終目標は100万円増額の600万円となった。これまで以上に厳しいチャレンジで、649匹の命がかかる。
 ハーツが飼い主のいない猫(野良猫)を捕獲し、不妊・去勢手術のうえで元の場所に戻して餌やトイレを管理する地域猫活動を始めて20年になる。現在「シェルター」で生活する猫は174匹。ほかにメンバーが自宅で世話している猫が281匹、サポーターが預かる子猫が24匹、管理下の地域猫が170匹いる。
 CFサイトの説明によると、このうちの第2シェルターの2023年の運営には医療費500万円、フードや砂350万円、家賃360万円、光熱費35万円など計973万円を見込む。シェルター内の猫は病気やけが、障害によって外で生活できないため、医療費がかかる。CFは医療費と、新しいシェルターを造るための改装費の計600万円を目標とする。
 CFのサイト=QRコード=には、世話を受ける猫の動画がある。ケージの中で、世話をするスタッフにパンチを繰り出す猫、目や脚のない猫、腎臓病で点滴を受ける猫などが映る。事故で下半身が麻痺した猫は、スタッフが腹部を圧迫して排尿させている。
 サイトでは、今年起きた猫にまつわる出来事がつづられている。3月には田原市の農村地帯で繁殖した猫について、初めて「野戦病院」形式で手術した。10月には、大きな公園に捨てられていた子猫3匹を保護し、目撃者探しに取り組んだ。
 CFは2016年から開始し今回で7回目。前回は500万円を最終目標にし、60日で517万円余を集めた。今年は物価高騰の影響もあり運営費は1950万円に達する見込み。各地で募金箱を置いてもらうなどしているが追いつかない。
 CFの第1目標は150万円で、達しないとチャレンジは不成立となり、お金は受け取れない仕組みだ。
【山田一晶】

 東三河で地域猫活動を続ける動物福祉団体「命にやさしいまちづくり ハーツ」による恒例のクラウドファンディング(CF)が6日、始まった。今年も前回同様の短期決戦で締め切りは2月3日の午後11時。世話をする猫が増えたこと、猫を保護する「シェルター」新設の必要が生じたことから、最終目標は100万円増額の600万円となった。これまで以上に厳しいチャレンジで、649匹の命がかかる。
 ハーツが飼い主のいない猫(野良猫)を捕獲し、不妊・去勢手術のうえで元の場所に戻して餌やトイレを管理する地域猫活動を始めて20年になる。現在「シェルター」で生活する猫は174匹。ほかにメンバーが自宅で世話している猫が281匹、サポーターが預かる子猫が24匹、管理下の地域猫が170匹いる。
 CFサイトの説明によると、このうちの第2シェルターの2023年の運営には医療費500万円、フードや砂350万円、家賃360万円、光熱費35万円など計973万円を見込む。シェルター内の猫は病気やけが、障害によって外で生活できないため、医療費がかかる。CFは医療費と、新しいシェルターを造るための改装費の計600万円を目標とする。
 CFのサイト=QRコード=には、世話を受ける猫の動画がある。ケージの中で、世話をするスタッフにパンチを繰り出す猫、目や脚のない猫、腎臓病で点滴を受ける猫などが映る。事故で下半身が麻痺した猫は、スタッフが腹部を圧迫して排尿させている。
 サイトでは、今年起きた猫にまつわる出来事がつづられている。3月には田原市の農村地帯で繁殖した猫について、初めて「野戦病院」形式で手術した。10月には、大きな公園に捨てられていた子猫3匹を保護し、目撃者探しに取り組んだ。
 CFは2016年から開始し今回で7回目。前回は500万円を最終目標にし、60日で517万円余を集めた。今年は物価高騰の影響もあり運営費は1950万円に達する見込み。各地で募金箱を置いてもらうなどしているが追いつかない。
 CFの第1目標は150万円で、達しないとチャレンジは不成立となり、お金は受け取れない仕組みだ。
【山田一晶】

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シェルターの猫(提供)
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カテゴリー:社会・経済

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