田原の野田小が文科大臣表彰

　田原市立野田小学校が「子供の読書活動優秀実践校表彰」で文部科学大臣表彰を受賞した。27日、児童代表で６年生の河合宗悟さんと本多潤一校長が田原市役所を訪れ、鈴木欽也教育長に報告した。
　子どもの読書活動推進のため、特色ある優れた活動をしている学校や図書館、団体、個人を文科省が表彰する。
　野田小学校は、決まった時間に全校児童が読書に取り組む「朝の読書タイム」▽地域のボランティアによる読み聞かせ▽校内図書室隣のオープンスペースに本棚を作るなど、読書しやすい環境作り▽学校司書と図書委員で昼食時の放送で本の紹介▽市の移動図書館「いずみ号」の積極的利用－といった活動が評価された。
　河合さんは「読み聞かせのおかげで読書の楽しさが分かった。これからもたくさん読書をしていきたい」と語った。鈴木教育長は「これまで何年間も取り組んできた活動が認められた。読書は一生の宝物になる」と話し、今後の取り組みにも期待した。本多校長は「学校だけの頑張りではない。今まで以上に本を好きになるように活動していく」と述べた。
【岸侑輝】