新城市の若者議会 第9期が初会合

　新城市の第９期若者議会の第１回議会が９日夜、市議会議場であった。議長選は８年ぶりに投票があり、高校３年生の平井緑空さんが選ばれた。その後、下江洋行市長が若者が活躍できるまちづくり実現に向けた政策を諮問した。
　市は若者が活躍できるまちを目指そうと２０１５年４月１日に若者議会の条例を施行。委嘱を受けた15歳から29歳までの委員が政策を考え、市長に答申する。任期は１年。
　今期は高校１年生から社会人の計20人がメンバー。市内が15人、市外が５人。議会活動を支えるメンターは６人が委嘱された。
　この日は委員14人が出席した。市外委員はオンラインで参加した。議長選には２人が立候補した。市内委員13人が投票し、９票を得た平井さんが選ばれた。副議長は社会人の加藤宏斗さん。
　平井議長は第７期議会から３期連続委員を務める。新型コロナウイルスの感染法上の分類が５類に移行したことで観光客増が期待できること、石川県で起きた震度６強の地震を踏まえ、防災対策が必要になることなどを述べた。「皆さんの期待に応えられるよう全力を尽くしたい」と語った。
　答申の期限は11月。
【安藤聡】