豊橋で初心者向けネットワーク講習会

　「中部アイティ協同組合」の豊橋支部は１２日、豊橋商工会議所でネットワーク管理などの初心者向け講習会を開いた。シミュレーションソフトでネットワークの仕組みを理解し、関連部品組み立てなど実技も体験した。
　組合員企業の阪西敏治さん（エーグッド社長）らが、シミュレーターソフトなどを使ってエリア内の端末をつなぐイメージを紹介した。実技ではＬＡＮケーブルづくりにも挑んだ。組み立てることで内部構造などへの理解も深めた。
　講座はＩＴ技術者だけでなく、企業などの担当者向けにも開放した。県立豊橋商業高校の佐羽尾稔幸教頭は「こうした実践的な学びは学校の授業でも必要。座学に終わらない深い学びを持ち帰りたい」と話した。
　組合の渡会宏明担当常任理事（ネット・コム社長）は「ＩＴ（情報技術）の爆発的な普及で、知見は専門事業者だけのものではなくなった。ネットワークはインフラにもあたる。企業や団体でも専門人材の育成が欠かせなくなった」と講習会の意義を説いた。
【加藤広宣】