いろはかるたで設楽原の戦い古戦場紹介

　新城市設楽原歴史資料館の駐車場に、「いろはかるたでめぐる設楽原の戦い古戦場」と題した案内板が設置された。東郷地区に残る史跡50カ所を紹介している。
　地元の有志「設楽原をまもる会」が作った。かるたは１９８３年に発行し、長篠・設楽原の戦い（１５７５年）で徳川家康が本陣を構えた場所など、ゆかりの地と出来事を五七五調で詠み、48カ所に句の表示板を立てた。その後２カ所を追加した。今年は40年の節目と、ＮＨＫ大河ドラマ「どうする家康」の放映を迎えたの機に案内板の制作を考えた。
　縦１・８㍍、横２・７㍍。地図上に「いろは文字」を表示した。看板下部に句と説明のＱＲコードを表示。スマートフォンで見られるようにした。
　今泉研吾会長は、２年後には戦いから４５０年の節目を迎えることを見据える。「大河ドラマで注目が集まる。50カ所を巡って知識を深めてもらえれば」と話す。
　かるたは税込み１７００円で、句を解説したガイドブック「かるたでつづる　設楽原古戦場」は同１０００円で市設楽原歴史資料館で販売している。
【安藤聡】