小学生が企業CM作り

ラジオ局のエフエム豊橋が企画

　地元小学生が東三河の企業や施設を見学し、訪れた場所のラジオＣＭ作りに挑戦するエフエム豊橋主催の「第６回小学生ラジオＣＭコンテスト」が開かれている。
　子どもたちの発想力を育み、表現の場を提供する夏休み企画。職場見学やＣＭ原稿作り、ナレーション体験などを通し、夏休みの思い出作りや自由研究の一助とする。また地元企業を親子に知ってもらう。今年は22～30日、「ここにこ」「紅久」「ヒミカ」「豊橋三菱ふそう自動車販売」など12企業に各10組の親子が訪れている。
　28日午前は「クライム」が運営する豊橋市下地町の「オートバックスとよはし店」で見学があった。親子は業務内容を聞いたあと、店舗内を回り、山積みになったタイヤに目を見張ったり、ずらりと並んだカー用品のサンプルを手に取ったり、コンプリートカーの説明を聞きながらメモをとったりした。ピットでは持ち上げた車体の裏側を見るなど貴重な体験もした。
　見学後は見聞きしたことや感想を原稿にまとめ、発声練習後にナレーション録音に臨んだ。豊橋市立幸小学校５年の谷本芽優さん、同３年の隼哉さんは父晃則さんと初参加。２人は「タイヤの在庫が２０００本と聞き驚いた。自分の作ったＣＭがラジオで流れると思うとワクワクする」と話した。
　全ＣＭは８月17～24日にある各企業・施設の発表日に放送される。企業ごとに選ばれた優秀作は公式ＣＭとして一定期間流される。
【田中博子】