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豊橋市、のんほいパークに新ゾウ舎を建設へ

水浴びするゾウ=のんほいパークで
水浴びするゾウ=のんほいパークで

 豊橋市は1日、豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)に新たにゾウ舎を建設する方針を明らかにした。2026年度の整備完了を目指す。また、自主財源の割合を高めるため、料金改定(値上げ)も実施する方針を示した。市議会建設消防委員会で発表した。
 のんほいパークは現在、国内公立公園では最多となる6頭のアジアゾウを飼育している。放飼場も国内最大級で、ゾウの群れが走ったり、水浴びしたりする雄大な光景は他では見られないのんほいパークの売り物だ。
 一方で、現在のゾウ舎は4部屋しかなく、手狭になっている。ゾウの繁殖を目指すには広さが不足しているほか、荒天時などに長時間、室内に入れておくとストレスになる。また、一般の人は内部の様子を見られない。
 そこで市は、現ゾウ舎の東側に新ゾウ舎を建設する。800~900平方㍍あり、うち寝室が500~600平方㍍。室内での生活やトレーニングの様子を見学できるようにする。2024年度に基本設計と実施設計を終え、25~26年度に整備する。総事業費は10億~12億円。市はゾウの繁殖の推進は園の魅力向上に欠かせないとしたうえで、「雌の群れの中で子育てできることは、ゾウにとっても安心できるメリットが大きい」と説明した。

時期未定も値上げ実施へ

 一方、値上げの詳細や時期は未定。市の説明によると、園の人件費や光熱費などの経常経費は今年度予算ベースで13億8800万円。市の一般会計からの繰入額は7億7100万円で公費負担率は55・6%となっている。
 園はコスト削減に取り組む一方、サポーター制度を導入して寄付を受け付けているが、限界がある。市は「人口減少社会を見据え、持続可能な運営には料金改定が欠かせない」と説明した。これによって、公費負担率を50%以下にする。改定内容や時期については「さまざまなパターンを組み合わせて検討し、適切に見定めたい」と説明した。
【山田一晶】

 豊橋市は1日、豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)に新たにゾウ舎を建設する方針を明らかにした。2026年度の整備完了を目指す。また、自主財源の割合を高めるため、料金改定(値上げ)も実施する方針を示した。市議会建設消防委員会で発表した。
 のんほいパークは現在、国内公立公園では最多となる6頭のアジアゾウを飼育している。放飼場も国内最大級で、ゾウの群れが走ったり、水浴びしたりする雄大な光景は他では見られないのんほいパークの売り物だ。
 一方で、現在のゾウ舎は4部屋しかなく、手狭になっている。ゾウの繁殖を目指すには広さが不足しているほか、荒天時などに長時間、室内に入れておくとストレスになる。また、一般の人は内部の様子を見られない。
 そこで市は、現ゾウ舎の東側に新ゾウ舎を建設する。800~900平方㍍あり、うち寝室が500~600平方㍍。室内での生活やトレーニングの様子を見学できるようにする。2024年度に基本設計と実施設計を終え、25~26年度に整備する。総事業費は10億~12億円。市はゾウの繁殖の推進は園の魅力向上に欠かせないとしたうえで、「雌の群れの中で子育てできることは、ゾウにとっても安心できるメリットが大きい」と説明した。

時期未定も値上げ実施へ

 一方、値上げの詳細や時期は未定。市の説明によると、園の人件費や光熱費などの経常経費は今年度予算ベースで13億8800万円。市の一般会計からの繰入額は7億7100万円で公費負担率は55・6%となっている。
 園はコスト削減に取り組む一方、サポーター制度を導入して寄付を受け付けているが、限界がある。市は「人口減少社会を見据え、持続可能な運営には料金改定が欠かせない」と説明した。これによって、公費負担率を50%以下にする。改定内容や時期については「さまざまなパターンを組み合わせて検討し、適切に見定めたい」と説明した。
【山田一晶】

水浴びするゾウ=のんほいパークで
水浴びするゾウ=のんほいパークで

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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