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クックマートの白井社長が初の著書出版

初の著書を手にする白井社長
初の著書を手にする白井社長
新鮮な食材が買えるのが魅力のクックマート(提供)
新鮮な食材が買えるのが魅力のクックマート(提供)

「競争しない戦略」が反響

 東三河と浜松で12店舗を展開する食品スーパー「クックマート」の白井健太郎社長が、ビジネス書「クックマートの競争戦略 ローカルチェーンストア・第三の道」(ダイヤモンド社)を出版した。発売から3週間で増刷になるほど、大きな反響を呼んでいる。
 1995年創業と業界の中でも後発ながら、年商315億円を超えるなど、地域を代表するスーパーに成長した。その鍵を握るのが、自社の強みを見つめて伸ばしていく「競争しない競争戦略」だ。
 入社は2012年。感じたのは、どのスーパーも「すごく似ている」という違和感だった。背景には「効率重視」「規模拡大」を進める業界の常識があった。白井社長は「生鮮食品を扱い、地域によって食文化が違う中で、大手の真似をしてもうまくいかないのは必然だった」と語る。
 そこで「地域の活気が集まる場所」という強みを見つけ、「やらないこと」を決めた。深夜営業はしないし、価格を訴求したチラシ販促やポイントカードはない。
 本の出版は、知人の勧めと「一言では表せない自分の考えを発信したい」という思いから。ユニークな戦略の背景や事例、組織戦略、目指したい姿などを話し言葉で分かりやすく解説する。
 第1章は、入社時に感じた違和感の正体を振り返り、第2章は独自戦略をひもとく。第3章は学生時代やサラリーマン時代を振り返り、第4章と第5章は、組織文化や社内制度を解説する。最終章は、人口減少社会でのローカルスーパーの展望を示す。
 「スーパー関係者だけでなく、他業界の経営者や人事担当者も手を取ってほしい」と呼び掛ける。
 1980円(税込み)。クックマート全店、全国の書店、インターネットなどで買える。
【北川壱暉】

「競争しない戦略」が反響

 東三河と浜松で12店舗を展開する食品スーパー「クックマート」の白井健太郎社長が、ビジネス書「クックマートの競争戦略 ローカルチェーンストア・第三の道」(ダイヤモンド社)を出版した。発売から3週間で増刷になるほど、大きな反響を呼んでいる。
 1995年創業と業界の中でも後発ながら、年商315億円を超えるなど、地域を代表するスーパーに成長した。その鍵を握るのが、自社の強みを見つめて伸ばしていく「競争しない競争戦略」だ。
 入社は2012年。感じたのは、どのスーパーも「すごく似ている」という違和感だった。背景には「効率重視」「規模拡大」を進める業界の常識があった。白井社長は「生鮮食品を扱い、地域によって食文化が違う中で、大手の真似をしてもうまくいかないのは必然だった」と語る。
 そこで「地域の活気が集まる場所」という強みを見つけ、「やらないこと」を決めた。深夜営業はしないし、価格を訴求したチラシ販促やポイントカードはない。
 本の出版は、知人の勧めと「一言では表せない自分の考えを発信したい」という思いから。ユニークな戦略の背景や事例、組織戦略、目指したい姿などを話し言葉で分かりやすく解説する。
 第1章は、入社時に感じた違和感の正体を振り返り、第2章は独自戦略をひもとく。第3章は学生時代やサラリーマン時代を振り返り、第4章と第5章は、組織文化や社内制度を解説する。最終章は、人口減少社会でのローカルスーパーの展望を示す。
 「スーパー関係者だけでなく、他業界の経営者や人事担当者も手を取ってほしい」と呼び掛ける。
 1980円(税込み)。クックマート全店、全国の書店、インターネットなどで買える。
【北川壱暉】

初の著書を手にする白井社長
初の著書を手にする白井社長
新鮮な食材が買えるのが魅力のクックマート(提供)
新鮮な食材が買えるのが魅力のクックマート(提供)

カテゴリー:社会・経済

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