村松さん手掛けた歌が豊根村応援ソング第1号に

　豊根村に移住してキャンブ場を経営する村松久暢さん（45）が手掛けた歌「ほしのおと～ＬＯＶＥ豊根村～」が、村応援ソングの第１号に認定された。ＣＤに収録し、村内やインターネットで発売した。
　シンガー・ソングライターとして活動し、昨年５月まで名古屋市港区でライブハウスを経営していた。村の上黒川に父の生家があり、約15年空き家になっていた。昨年９月に移住、今年３月から「夜空と星のキャンプ場」を経営している。幼い頃から祖父母を訪ねていた村松さんは花祭に参加していた。「星空がきれいで川のせせらぎなど豊かな自然に囲まれたかった」と話す。
　歌づくりは昨年９月から取り組んだ。山梨県富士吉田市のシンガー・ソングライター「でこ」さんに作詞作曲を依頼した。長野県下條村の応援ソングを手掛けた実績がある。今年３月に村でレコーディング。村内のウクレレ演奏グループら19人もコーラスで参加した。
　歌詞には「きらきらの　みなもとは　龍の女神様」「無限の星くず　照らした　とばりの奥」などと、村内の史跡や星空がきれいな名所を入れた。そして「泣きたい夜はいつでも　帰っておいでよ」と村から離れた人たちへのメッセージを込めた。
　今月12日に応援ソングとして認定を受けた。「村民だけでなく多くの村の出身者にも聴いてほしい」と語る。ミュージックビデオも製作中で11月に公開予定という。
　ＣＤは歌と、でこさんのソロ、カラオケの３曲を収録。税込み１３００円。村松さんのキャンプ場、道の駅「豊根グリーンポート宮嶋」のほか、アマゾンやタワーレコードなどネット通販で販売中。
【安藤聡】