三河弁で交通安全を呼び掛け ユタカ自校のLINEスタンプ

　交通安全をより広く発信しようと、豊橋市中野町の「ユタカ自動車学校」は、交通安全のＬＩＮＥスタンプを販売している。
　今年の県内の交通安全死亡者数は11月１日現在で１２３人と全国ワースト１位。前年同期比12人増。そこで、多くの人が利用するＬＩＮＥスタンプで、交通安全を呼び掛けようと、入社２年目の丸地賢典さんが今年５月、趣味のイラストを生かして、交通安全の啓発に貢献したいと上司に提案した。完成までに半年かかった。
　スタンプは24種類。同校のオリジナルキャラクター「ユタカ合体ロボ」と「愉快な仲間たち」のカエルや猫、ペンギンが登場し、大人から子どもまで幅広い世代に伝わるデザインに仕上げた。「安全運転しとるかん？」「やるじゃん」など、三河弁を多く使い、親近感が湧くよう工夫した。
　丸地さんは「どんな言葉を選んだら使いやすいか考えるのが難しかった。気軽に友達や家族同士で使ってもらいたい。気づかずに交通安全に意識が向く状態になってほしい」と語った。
　スタンプは購入ページ＝ＱＲコード＝から１２０円で買える。
【北川壱暉】