「まちめぐり拠点」改修へクラウドファンディング

　東栄町観光まちづくり協会は、下田の国道４７３号線沿いの事務所兼案内所「まちめぐり拠点」を改修する。現在、クラウドファンディング（ＣＦ）＝ＱＲコード＝で資金を募っている。目標１００万円で、すでに70％以上を達成している。
　４月に一般社団法人化した。町営バスと連動した街歩きや、電動自転車で名所を巡る「ぽたび」など、独自の観光事業を今年度から本格化させる計画を立てた。
　７月に体験交流施設「のき山学校」の一室から、本郷地区など町のバス停や中心街に近い場所に拠点を移し、観光案内を始めた。国道の「新橋北」交差点脇の旧薬局。「とうえい温泉」の最寄り交差点でもあるほか、町役場、本郷地区に近い。すでに「ぽたび」事業用の電動アシスト自転車５台を移設した。
　人が集う拠点づくりにと２０２４年度から喫茶事業の展開も目指す。自転車で巡りながら食べられるようにと、車輪と同じ円形の「ドーナツ」の販売も計画。建物内に調理場を設ける。
　リターン（返礼）は「ぽたびステッカーと感謝状」や、レンタサイクルとドーナツ券、ドリンク券の「まちめぐりセット」など３０００円～10万円の10種類用意。専用サイトで52％、直接支援20％の応募がある。
　スタッフの伊藤拓真さんは「行楽客と町民が集う、まちの縁側としたい」と語る。ＣＦの期限は来年１月31日。問い合わせは東栄町観光まちづくり協会（０５３６・76・１７８０）へ。
【安藤聡】