豊川の山本製作所 「モコビナ」を発売

　豊川市の金属加工業「山本製作所」は、新商品「モコビナ」を猫の日の２月22日の午後０時30分にオンラインストア＝ＱＲコード＝で発売する。カラビナ（開閉できる金属リング）で、昨年のどら焼き「モコのおんがえし」シリーズの第２弾だ。
　山本製作所では猫の形をした抗ウイルスアイテム「しっぽ貸し手」や「しっぽ使っ手」などをリリースしている。猫関連グッズが多い。
　モコは社員の牧野智紀さんが２０２１年６月に保護した猫で「エキゾチックショートヘア」という種類。すっかり大きくなり、幸せな日々を送っている。
　商品は、本物の毛色に似た「シャンパンゴールド」と黒の２種類。猫の耳がついており「モコのおんがえし」と刻まれている。元々はアウトドアグッズだが、現在は小物を引っ掛けたり、他人のかばんとの識別用アクセサリーなどとして使われたりする。
　アルミニウム製で10㌘。幅５・５㌢、縦４㌢、間口１・７㌢。１個３０００円（税込み）で１人２個までの限定。
　田中倫子社長は「金属加工の小さな町工場の『捨て猫を保護した事で始まった猫の恩返しストーリー』。あの日がなければ、保護猫活動に参加することもなかったし、こんなにたくさんの人とつながることもなかった。これからも恩返しができたらうれしいです」とコメントした。
　売上金の一部は保護猫活動団体へ寄付する。
【山田一晶】