藤通が豊橋若草育成園に100万円寄付

　運送事業など手掛ける田原市の「藤通」は５日、豊橋市高師町の児童養護施設「豊橋若草育成園」に今年も１００万円を寄付した。
　同社の近藤資浩社長は社会貢献の一環として２０１６年度から寄付を続ける。園は壁紙の張り替えやエアコン設置、習いごとの費用などに役立てている。
　会社の経費を節減して寄付金を捻出する。一昨年までは近藤社長が一人で施設を訪れていたが、「寄付の使い道を知ってもらおう」と昨年からは社員も同行している。
　贈呈式には近藤社長と同社管理職、立会人として丹羽洋章、杉浦正和の両県議、近藤喜典市議会議長、堀田伸一市議、藤城建設の藤城匡昭社長が出席した。
　近藤社長が「皆さんにもっと楽しく過ごしてもらおうと今年も来ました。頑張ってほしい」などと述べた後、山田吉勝施設長が寄付のいきさつを説明。子どもたちが近藤社長らに感謝した。
　近藤社長は「経費を削減しながら仕事する中で継続支援ができた。社員も社会貢献の思いが高まり、能登半島支援なども全員協力してくれた。子育てに直結する貧困問題などに目を向け、広く発信してもらおうと皆さんに立ち会っていただいた。今後も寄付を続け、輪を広げたい」と語る。
【田中博子】