設楽で「奥三河おもてなしミーティング」

　奥三河観光協議会の公式ＰＲ大使で動画クリエーターの岸かなえさんが主催する「奥三河おもてなしミーティング」が21日、設楽町の「だみねテラス」で開かれた。県内外から１２０台以上のオートバイが集結、車での来場者を含め、３７０人が楽しいひとときを過ごした。
　会社員をしながら10年前にツーリングを始めた岸さん。「かなえＡＤＶ」というＹｏｕＴｕｂｅのチャンネルで動画配信を続ける。穏やかな語り口とライダー目線の動画にファンが多い。新城市に実家があるため、月の３分の１を奥三河で過ごすことも。昨年５月に大使に就任した。
　ミーティングの第１回は昨年９月、東栄町であり、２７０人以上が集まった。回を追うごとに参加者が増えている。年齢層は高めで、資産と時間に余裕がある世代のようだ。岸さんは「若い頃にも、バイクで峠を攻めていた人たちでは」と分析する。数人のグループで来た人が多く、テラスのあちこちでバイク談義が続いていた。
　協賛している東御河屋製菓（新城市）の田中倫子社長によると、サポートする企業も増えている。今回は「ハーレーダビッドソン豊橋」がバイクを展示するブースを出したほか、電動バイクのレンタルサービス、キャンピングカーの展示などがあった。また、奥三河からのハンドメード作品、飲食ブースも登場し、イベントの合間に人々が足を運んだ。「とても大きな経済効果が出ている」と田中社長。
　この日は「バイク乗り向けのストレッチ講座」で始まり、岸さんを囲んだ記念写真撮影、協賛企業提供のバイク用ヘルメットなど豪華景品付きのじゃんけん大会などが催された。
【山田一晶】