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蒲郡信金の講演会 竹中氏が日本の未来を語る

講演する竹中氏=プラットで
講演する竹中氏=プラットで

 蒲郡信用金庫(竹田知史理事長)は4日、豊橋市穂の国とよはし芸術劇場「プラット」主ホールで、がましん経済講演会を開き、小泉内閣で経済財政政策担当大臣などを務めた東洋大学国際学部教授の竹中平蔵氏が「日本の未来~日本経済の先にある道」を演題に、「ビッグデータやAIなどを活用する第4次産業革命の波にうまく乗ることが日本の未来を明るくする」などと語った。
 竹中氏は、第4次産業革命のキーワードとして、人工知能(AI)、ロボット(ドローンなど含む)、Iot、ビッグデータ、シェアリングエコノミーの5点をあげ、「世界では今、グーグルがこれらの技術を活用した都市づくりを、カナダのトロントで進めようとしている。ドバイやシンガポールでも、すでに取り組みが始まっている」と指摘し、「日本が遅れている」と危惧した。
 その上で、「これからの時代は、思い立ったら吉日のように、すぐに物事をスタートさせ、走りながら問題点を改善していく『アジャイル』の姿勢が重要」と述べた。
 またビッグデータの活用例はすでに始まっており、訪日中国人が京都観光に訪れる際、伏見稲荷大社に行くが、買い物は錦市場で行っていることがデータを分析して分かったとし、「食べ歩きや、その場で魚をさばいて販売するなど体験型の買い物を中国人が好むことが分かり、すでに活用が始まっている」と説明した。
 またこれからのスピード時代は人生設計も変わるとし、「今までは学校を卒業後、40年ほど仕事をしてリタイアするパターンが通常だったが、今後は、10数年働き、学び直すために再び学校に通い、また働くというパターンとなり、働き出した後も学び直さなければ、社会の変化についていけなくなる」と予測した。
(竹下貴信)

 蒲郡信用金庫(竹田知史理事長)は4日、豊橋市穂の国とよはし芸術劇場「プラット」主ホールで、がましん経済講演会を開き、小泉内閣で経済財政政策担当大臣などを務めた東洋大学国際学部教授の竹中平蔵氏が「日本の未来~日本経済の先にある道」を演題に、「ビッグデータやAIなどを活用する第4次産業革命の波にうまく乗ることが日本の未来を明るくする」などと語った。
 竹中氏は、第4次産業革命のキーワードとして、人工知能(AI)、ロボット(ドローンなど含む)、Iot、ビッグデータ、シェアリングエコノミーの5点をあげ、「世界では今、グーグルがこれらの技術を活用した都市づくりを、カナダのトロントで進めようとしている。ドバイやシンガポールでも、すでに取り組みが始まっている」と指摘し、「日本が遅れている」と危惧した。
 その上で、「これからの時代は、思い立ったら吉日のように、すぐに物事をスタートさせ、走りながら問題点を改善していく『アジャイル』の姿勢が重要」と述べた。
 またビッグデータの活用例はすでに始まっており、訪日中国人が京都観光に訪れる際、伏見稲荷大社に行くが、買い物は錦市場で行っていることがデータを分析して分かったとし、「食べ歩きや、その場で魚をさばいて販売するなど体験型の買い物を中国人が好むことが分かり、すでに活用が始まっている」と説明した。
 またこれからのスピード時代は人生設計も変わるとし、「今までは学校を卒業後、40年ほど仕事をしてリタイアするパターンが通常だったが、今後は、10数年働き、学び直すために再び学校に通い、また働くというパターンとなり、働き出した後も学び直さなければ、社会の変化についていけなくなる」と予測した。
(竹下貴信)

講演する竹中氏=プラットで
講演する竹中氏=プラットで

カテゴリー:社会・経済

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