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透明シートなどで自主的に仕切り

コンビニエンスストアや市役所など人と接する仕事場で透明シートなどで飛散感染防御
コンビニエンスストアや市役所など人と接する仕事場で透明シートなどで飛散感染防御

新型コロナ感染予防へ

 新型コロナウイルス対策で県独自の緊急事態宣言が出る中、不特定多数の人と接する小売業界では、レジカウンターなどに透明なシートをつけて、互いの飛沫(ひまつ)感染を防ごうとする動きが出てきた。「食料品など必要最小限の買い物」は自粛対象外のため、店も客も仕方がないという雰囲気だ。また、公共機関も同様に利用者と職員の仕切りを設置し始め、理解を求めている。
 豊橋市向山町のアピタ向山店。レジカウンターの上部からシートが垂れ下がり、精算する客と、スタッフを仕切っている。接触するのは支払い場面だけ。本部から支給された透明なテーブルクロスで作ったという。
 ユニーの広報担当によると、防止フィルムの素材や固定する機材が集まり次第、各店に配っている。向山店は、県の緊急事態宣言の発令後、本部から連絡があり、シートは12日から設置した。レジに並ぶ客にも間隔を空けるよう呼びかけている。本部からの商品の支給でシートが調達ができたという。
 同店の店長は「お客様の反応もいつも通り変わらない」と話した。
 一方、豊橋市内のコンビニも、宣言が出た10日からシートをつけた。まだ、店によって対応が分かれているが、基本的に全店で採用する予定という。店の担当者は「お客様に清潔感を持って利用してもらえるようにしている」と話した。
 また別のコンビニ店の店員は「感染拡大防止のためにはやむを得ない。マスクが手に入らないスタッフもいる」と話していた。
 大手コンビニチェーン、セブン-イレブンは8日付で、店舗の対応例をホームページ上に公開した。ビニールシートのほか、イートインスペースの椅子の間隔を空けたり、レジ待ちの行列の立ち位置を足型マークで示したりしている。
 ローソンも、国の緊急事態宣言知育となった7都府県を中心に同様の取り組みを進めるほか、セルフレジの導入店舗を拡大し、スタッフと客の接触を避ける工夫を進めている。
 ファミリーマートもドアの常時開放やこまめな消毒などを掲げている。
 行政も同様の対応を取り始めた。蒲郡市立図書館は、出入り口部分にある貸し出し用の臨時窓口カウンターに、ビニールシートを設けた。臨時休館中で、資料閲覧や学習室の利用を中止しているが、貸し出しはしている。緊急事態宣言翌日の11日に、シートを張った。
 豊橋市は13日から西館1階市民課窓口にアクリル板を設置した。職員の手作りで、縦1㍍、横90㌢。書類などをやり取りできるようスペースもある。今後、アクリル板300枚程度をつくり、来庁者と接する窓口に順次、設けていくという。
 豊川市役所でも14日、職員が来庁者と窓口で対応する各課に仕切りが設置された。発注したシートが届くまでの暫定措置で、職員らがビニールやラミネートフィルム、本立てや定規などの文房具も使って手作りのシートを作った。
 新城署も受付カウンターに設置済みだ。
(取材班)

新型コロナ感染予防へ

 新型コロナウイルス対策で県独自の緊急事態宣言が出る中、不特定多数の人と接する小売業界では、レジカウンターなどに透明なシートをつけて、互いの飛沫(ひまつ)感染を防ごうとする動きが出てきた。「食料品など必要最小限の買い物」は自粛対象外のため、店も客も仕方がないという雰囲気だ。また、公共機関も同様に利用者と職員の仕切りを設置し始め、理解を求めている。
 豊橋市向山町のアピタ向山店。レジカウンターの上部からシートが垂れ下がり、精算する客と、スタッフを仕切っている。接触するのは支払い場面だけ。本部から支給された透明なテーブルクロスで作ったという。
 ユニーの広報担当によると、防止フィルムの素材や固定する機材が集まり次第、各店に配っている。向山店は、県の緊急事態宣言の発令後、本部から連絡があり、シートは12日から設置した。レジに並ぶ客にも間隔を空けるよう呼びかけている。本部からの商品の支給でシートが調達ができたという。
 同店の店長は「お客様の反応もいつも通り変わらない」と話した。
 一方、豊橋市内のコンビニも、宣言が出た10日からシートをつけた。まだ、店によって対応が分かれているが、基本的に全店で採用する予定という。店の担当者は「お客様に清潔感を持って利用してもらえるようにしている」と話した。
 また別のコンビニ店の店員は「感染拡大防止のためにはやむを得ない。マスクが手に入らないスタッフもいる」と話していた。
 大手コンビニチェーン、セブン-イレブンは8日付で、店舗の対応例をホームページ上に公開した。ビニールシートのほか、イートインスペースの椅子の間隔を空けたり、レジ待ちの行列の立ち位置を足型マークで示したりしている。
 ローソンも、国の緊急事態宣言知育となった7都府県を中心に同様の取り組みを進めるほか、セルフレジの導入店舗を拡大し、スタッフと客の接触を避ける工夫を進めている。
 ファミリーマートもドアの常時開放やこまめな消毒などを掲げている。
 行政も同様の対応を取り始めた。蒲郡市立図書館は、出入り口部分にある貸し出し用の臨時窓口カウンターに、ビニールシートを設けた。臨時休館中で、資料閲覧や学習室の利用を中止しているが、貸し出しはしている。緊急事態宣言翌日の11日に、シートを張った。
 豊橋市は13日から西館1階市民課窓口にアクリル板を設置した。職員の手作りで、縦1㍍、横90㌢。書類などをやり取りできるようスペースもある。今後、アクリル板300枚程度をつくり、来庁者と接する窓口に順次、設けていくという。
 豊川市役所でも14日、職員が来庁者と窓口で対応する各課に仕切りが設置された。発注したシートが届くまでの暫定措置で、職員らがビニールやラミネートフィルム、本立てや定規などの文房具も使って手作りのシートを作った。
 新城署も受付カウンターに設置済みだ。
(取材班)

コンビニエンスストアや市役所など人と接する仕事場で透明シートなどで飛散感染防御
コンビニエンスストアや市役所など人と接する仕事場で透明シートなどで飛散感染防御

カテゴリー:社会・経済

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