新たなコロナ陽性患者 豊橋で11人

　県は２日、この日新たに44人の新型コロナウイルス陽性患者が確認されたと発表した。大村秀章知事は同日「明らかにステージが変わったのではないか。事実上、第３波が来たのではないかと受け止めている」と述べ、警戒を呼びかけた。
　地域別内訳は県所管が９人、名古屋市が23人、豊橋市が11人、岡崎市が１人。
　豊橋市の患者は、いずれもクラスター（感染者集団）が発生した松葉町のパブ「ＥＤＥＮ」の関係者。１人は利用客の70代男性で、クラスターの人数は18人に増えた。他は従業員の家族などの濃厚接触者。10歳未満が４人、10代が１人、20代が２人、30代、60代、70代が各１人で、男性５人、女性６人。うち２人が、市立岩田小学校の児童で、同小は３日から３日間を臨時休業とし、学校施設を消毒する。
　一方、１日に陽性と発表された48人の地域別内訳は、名古屋市が23人。東三河では、いずれもＥＤＥＮで発生したクラスターの関係者で、豊橋７人、豊川市１人、田原市１人だった。豊橋市は店の利用客に対し、連絡するよう呼びかけている。
　年代別では、30代が15人、20代が12人、40代が９人など。
　７月１日から11月１日までの感染者の累計は５７５６人となった。30代以下は54・２％、感染経路不明者は50・１％。
　この期間の重症、中等症の患者の割合は12・１％。11月１日の48人中では中等症が１人で、他は軽症か無症状だった。
　１日現在の入院患者は１４５人、入院調整中は６人、自宅療養は２１０人、軽症か無症状の患者向け施設入所は１１０人。
【山田一晶】