田原福祉グローバル専門学校で開校式と入学式

　田原市の「田原福祉専門学校」が「福寿園」に運営を移管して生まれ変わった「田原福祉グローバル専門学校」。３日、開校式と第１回入学式が開かれた。
　「福寿園」の山田浩三理事長が「市の期待と福寿園の社会的貢献を担うため、公立の安定性と信頼性を引き継ぎ、民間の自由な発想と活力を加え、新たな時代を担うグローバルな視点を併せ持つ介護福祉士を養成する」として開校宣言。祝辞では、介護福祉の歴史と幕末の田原藩家老渡辺崋山に触れながら、「地域社会のニーズをくみ上げ、新しい『たっぷく』の創造に努めていく」と話した。
　２年生代表の野口嘉来さんは「新たな魅力を加えたこの学校で誇りを持って学びたい」と語った。山下政良市長も駆けつけ、祝辞を述べた。
　続く入学式では石川祐子校長が新入生34人に入学許可を出し、「新しい『たっぷく』の魅力を発信する担い手になっていただきたいと思う」と話した。新入生に心がけて欲しいこととして「自ら考えて学ぶ」「絆を深める」「視野を広げる」の３つを挙げた。
　新入生代表の鈴木伸乃香さんが「栄えある学生として高い自覚と誇りを持ち、介護福祉士としての専門知識と技術の習得に精進します」などの誓いの言葉を読み上げた。
　「田原福祉グローバル専門学校」は「田原福祉専門学校」から編入となる２年生20人を加え、54人の生徒（うち21人がベトナム・フィリピンからの留学生）でスタートする。
【岸侑輝】