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24年度の蒲郡BP全線開通で防災や経済面期待

開通の見通しを聞いて喜ぶ3市町の首長=蒲郡市役所で
開通の見通しを聞いて喜ぶ3市町の首長=蒲郡市役所で

 国土交通省中部地方整備局は27日、国道23号名豊道路(国道23号バイパス)の「蒲郡バイパス」(15・0㌔)の未開通区間9・1㌔が2024年度に開通する予定と発表した。区間が完成すれば、豊橋から名古屋地区まで約73㌔が一本でつながる。同日、蒲郡市役所で沿線の蒲郡、豊川の両市長と、幸田町長が合同記者会見を開き、防災の連携向上と経済の発展に期待した。
 蒲郡パイパスは「豊川為当インターチェンジ(IC)」=豊川市為当町=と「幸田芦谷IC」=幸田町芦谷=でつながる15㌔区間。名豊道路の中でただ一つ、未整備で途絶えた「ミッシングリンク」区間で、地域住民や産業界が早期開通を望んでいた。
 先行して、蒲郡IC=蒲郡市清田町=と幸田芦谷IC間の西側区間5・9㌔が2014年3月に暫定2車線で開通。東隣の豊橋バイパスの終点に当たる豊川為当ICに至る東側9・1㌔を残すのみとなっている。
 東側区間も暫定2車線での供用を目指し、調査設計と建設用地買収を進めてきた。開通すれば渋滞緩和と災害時の緊急輸送路への活用に期待がかかる。周辺の生活道路では、渋滞を避ける車両が減ることで住民の安心と安全にもつながる。
 蒲郡市の鈴木寿明市長は「開通すれば観光、産業、防災など効果がある」と話し、豊川市の竹本幸夫市長は「ストック効果を最大限を発揮するために企業立地を推進していきます」と市内経済の発展に期待を込めた。
 幸田町の成瀬敦町長は「開通で利便性が向上し、車の流れが早まることに感謝します」と喜んだ。
 県庁で開通予定公表の知らせを受けた大村秀章知事は「名豊道路の唯一の未開通区間であった蒲郡バイパスの開通により、自動車産業が集積する身に三河地域の生産拠点と物流拠点とのアクセス向上を期待します」と話した。
【林大二朗】

 国土交通省中部地方整備局は27日、国道23号名豊道路(国道23号バイパス)の「蒲郡バイパス」(15・0㌔)の未開通区間9・1㌔が2024年度に開通する予定と発表した。区間が完成すれば、豊橋から名古屋地区まで約73㌔が一本でつながる。同日、蒲郡市役所で沿線の蒲郡、豊川の両市長と、幸田町長が合同記者会見を開き、防災の連携向上と経済の発展に期待した。
 蒲郡パイパスは「豊川為当インターチェンジ(IC)」=豊川市為当町=と「幸田芦谷IC」=幸田町芦谷=でつながる15㌔区間。名豊道路の中でただ一つ、未整備で途絶えた「ミッシングリンク」区間で、地域住民や産業界が早期開通を望んでいた。
 先行して、蒲郡IC=蒲郡市清田町=と幸田芦谷IC間の西側区間5・9㌔が2014年3月に暫定2車線で開通。東隣の豊橋バイパスの終点に当たる豊川為当ICに至る東側9・1㌔を残すのみとなっている。
 東側区間も暫定2車線での供用を目指し、調査設計と建設用地買収を進めてきた。開通すれば渋滞緩和と災害時の緊急輸送路への活用に期待がかかる。周辺の生活道路では、渋滞を避ける車両が減ることで住民の安心と安全にもつながる。
 蒲郡市の鈴木寿明市長は「開通すれば観光、産業、防災など効果がある」と話し、豊川市の竹本幸夫市長は「ストック効果を最大限を発揮するために企業立地を推進していきます」と市内経済の発展に期待を込めた。
 幸田町の成瀬敦町長は「開通で利便性が向上し、車の流れが早まることに感謝します」と喜んだ。
 県庁で開通予定公表の知らせを受けた大村秀章知事は「名豊道路の唯一の未開通区間であった蒲郡バイパスの開通により、自動車産業が集積する身に三河地域の生産拠点と物流拠点とのアクセス向上を期待します」と話した。
【林大二朗】

開通の見通しを聞いて喜ぶ3市町の首長=蒲郡市役所で
開通の見通しを聞いて喜ぶ3市町の首長=蒲郡市役所で

カテゴリー:政治・行政

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