文字の大きさ

国指定サイクルルート生かし滞在型観光の誘客増へ

サイクリストの立ち寄り先としても人気の「道の駅とよはし」=東七根町で
サイクリストの立ち寄り先としても人気の「道の駅とよはし」=東七根町で
国道42号沿いのナショナルサイクルルート
国道42号沿いのナショナルサイクルルート

 国指定の「ナショナルサイクルルート」区間に豊橋市の国道42号が入ったことを受け、市はルート上の公共施設などを生かして滞在型観光の誘客増を図るプロジェクトチームを設けた。浅井由崇市長が掲げる庁内部局横断組織の第3弾。キャンプなど宿泊を伴う需要の掘り起こしを図る。
 千葉県と和歌山県をつなぐ「太平洋岸自転車道」は昨年5月にナショナルサイクルルートに指定された。この地域では田原市の渥美半島もルートに選ばれた。
 国道42号沿線には四つの道の駅が点在する。ルート上の「道の駅とよはし」(東七根町)や「少年自然の家」(伊古部町)などを拠点に、キャンプや体験型観光企画で利用客を掘り起こしたい考えだ。隣接する田原市や静岡県湖西市も道の駅を持つことから、連携も図りたいという。
 事業の方向性や課題を整理した上で、地域の関係団体などとの意見交換などを検討。1年後をめどに具体的に事業化するのが目標という。
 重要になる宿泊は、少年自然の家を生かしたキャンプなどが有力。表浜海岸や農業地帯でできる体験型観光メニューを充実させたい考えだ。
 道の駅とよはしは今年1月、開所から3年弱で来場者500万人を突破した。近隣市の道の駅と同様、サイクリスト向けにサイクルピットや修理工具の提供といったサービスにも積極的だ。
 市では「観光の形も物見遊山から体験型など新たな要素が主流になりつつある。田原市を含めキャンプができる施設もある。豊かな自然など豊富な資源を生かした誘客増につなげたい」と意気込む。
【加藤広宣】

 国指定の「ナショナルサイクルルート」区間に豊橋市の国道42号が入ったことを受け、市はルート上の公共施設などを生かして滞在型観光の誘客増を図るプロジェクトチームを設けた。浅井由崇市長が掲げる庁内部局横断組織の第3弾。キャンプなど宿泊を伴う需要の掘り起こしを図る。
 千葉県と和歌山県をつなぐ「太平洋岸自転車道」は昨年5月にナショナルサイクルルートに指定された。この地域では田原市の渥美半島もルートに選ばれた。
 国道42号沿線には四つの道の駅が点在する。ルート上の「道の駅とよはし」(東七根町)や「少年自然の家」(伊古部町)などを拠点に、キャンプや体験型観光企画で利用客を掘り起こしたい考えだ。隣接する田原市や静岡県湖西市も道の駅を持つことから、連携も図りたいという。
 事業の方向性や課題を整理した上で、地域の関係団体などとの意見交換などを検討。1年後をめどに具体的に事業化するのが目標という。
 重要になる宿泊は、少年自然の家を生かしたキャンプなどが有力。表浜海岸や農業地帯でできる体験型観光メニューを充実させたい考えだ。
 道の駅とよはしは今年1月、開所から3年弱で来場者500万人を突破した。近隣市の道の駅と同様、サイクリスト向けにサイクルピットや修理工具の提供といったサービスにも積極的だ。
 市では「観光の形も物見遊山から体験型など新たな要素が主流になりつつある。田原市を含めキャンプができる施設もある。豊かな自然など豊富な資源を生かした誘客増につなげたい」と意気込む。
【加藤広宣】

サイクリストの立ち寄り先としても人気の「道の駅とよはし」=東七根町で
サイクリストの立ち寄り先としても人気の「道の駅とよはし」=東七根町で
国道42号沿いのナショナルサイクルルート
国道42号沿いのナショナルサイクルルート

カテゴリー:社会・経済

 PR

PR