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豊橋市が捜索救助犬団体と県内初の協定

調印後、リッターに目をやる浅井市長㊨と平井代表=豊橋市役所市民広場で
調印後、リッターに目をやる浅井市長㊨と平井代表=豊橋市役所市民広場で
被災者捜索訓練で人の入った箱を見つけるリッター
被災者捜索訓練で人の入った箱を見つけるリッター

 豊橋市は30日、「捜索救助犬HDS K9」との間で、災害時の出動に関する連携協定を結んだ。同救助犬団体が協定を結ぶのは県内市町村では初めて。
 昨年の静岡県熱海市の土砂災害をはじめ、救助犬が捜索活動に加わるケースが増えている。また、激甚化する豪雨被害、南海トラフ地震などへの備えも必要だ。
 そこで、市はこれまでも総合防災訓練などで合同救助訓練をしてきた救助犬について災害時に迅速に捜索活動に着手できるよう、協定を結ぶことにした。防災訓練などへの救助犬の参加や出動のための手続きが簡単になり、現場への到着や救助活動が円滑に進むことが期待される。
 この日は、浅井由崇市長と、「HDS K9」の平井智也代表、救助犬のリッター(雄)が出席。協定書に調印した。
 リッターはその後、市民広場で、並んだ3個の箱の中から、人が入っているものを見つけるデモンストレーションを披露した。
 平井代表は「団体メンバーや協力者に感謝したい。限られた時間の中で少しでも多くの命を救う可能性が広がった」と話した。平井代表は、ドックトレーナーとしてしつけなどの訓練もしている。「HDS K9」は2018年に設立した。豊橋市を拠点に活動しており、現在はベルジアンシェパードドッグ・マリノアのリッターと、訓練中のジャーマンシェパード「奏響(さゆら)」の2頭がいる。豊川市内の訓練所や新城市のドッグファーム、そして市内外でさまざまな訓練をしている。リッターは8歳で、熱海市の土砂災害で活動経験がある。
 救助犬の嗅覚、機動力などが人命救助に重宝され、今後の活躍に期待される半面、集中力の持続時間や数、寿命の問題など課題もあるという。
(桜丘高校2年、朴翡翠)
     ◇
 この記事は、東愛知新聞社が受け入れたインターン生が、編集部の指導の下で取材、執筆しました。

 豊橋市は30日、「捜索救助犬HDS K9」との間で、災害時の出動に関する連携協定を結んだ。同救助犬団体が協定を結ぶのは県内市町村では初めて。
 昨年の静岡県熱海市の土砂災害をはじめ、救助犬が捜索活動に加わるケースが増えている。また、激甚化する豪雨被害、南海トラフ地震などへの備えも必要だ。
 そこで、市はこれまでも総合防災訓練などで合同救助訓練をしてきた救助犬について災害時に迅速に捜索活動に着手できるよう、協定を結ぶことにした。防災訓練などへの救助犬の参加や出動のための手続きが簡単になり、現場への到着や救助活動が円滑に進むことが期待される。
 この日は、浅井由崇市長と、「HDS K9」の平井智也代表、救助犬のリッター(雄)が出席。協定書に調印した。
 リッターはその後、市民広場で、並んだ3個の箱の中から、人が入っているものを見つけるデモンストレーションを披露した。
 平井代表は「団体メンバーや協力者に感謝したい。限られた時間の中で少しでも多くの命を救う可能性が広がった」と話した。平井代表は、ドックトレーナーとしてしつけなどの訓練もしている。「HDS K9」は2018年に設立した。豊橋市を拠点に活動しており、現在はベルジアンシェパードドッグ・マリノアのリッターと、訓練中のジャーマンシェパード「奏響(さゆら)」の2頭がいる。豊川市内の訓練所や新城市のドッグファーム、そして市内外でさまざまな訓練をしている。リッターは8歳で、熱海市の土砂災害で活動経験がある。
 救助犬の嗅覚、機動力などが人命救助に重宝され、今後の活躍に期待される半面、集中力の持続時間や数、寿命の問題など課題もあるという。
(桜丘高校2年、朴翡翠)
     ◇
 この記事は、東愛知新聞社が受け入れたインターン生が、編集部の指導の下で取材、執筆しました。

調印後、リッターに目をやる浅井市長㊨と平井代表=豊橋市役所市民広場で
調印後、リッターに目をやる浅井市長㊨と平井代表=豊橋市役所市民広場で
被災者捜索訓練で人の入った箱を見つけるリッター
被災者捜索訓練で人の入った箱を見つけるリッター

カテゴリー:社会・経済

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