豊橋の八五郎神社で例祭

　豊橋市清須町の八五郎神社で20日、豊川の氾濫防止に尽力したとされる「八五郎清須命（やごろうきよすのみこと）」に感謝を伝える祭礼が開かれた。餅投げがあり、大勢の地域住民でにぎわった。
　祭神は中世から村の有力者の山内家が守ってきた。神社は山内家の子孫で土木工事業「日立テクノス」の山内章禎会長が会社の近くに建立。毎年、19、20の両日に例祭を開いている。
　今年５月には本殿などが新築され、境内全体が生まれ変わった。19日には本殿の完成を祝う落慶式が開かれた。
　この日、山内会長をはじめ、氏子や地域住民が参加した。秋葉神社の河村基夫宮司が神事を執り行った。
　その後、氏子がやぐらに上り、約１万２０００個の餅を投げた。住民らは袋がいっぱいになるまで拾った。
　山内会長は「思っていた以上に多くの人が来てくれてうれしかった」と笑顔で話した。
【林大二朗】