シタラレンジャーやペッパーが名倉小で防犯教室

　設楽町立名倉小学校で８日、設楽署による防犯教室があった。同署の犯罪抑止戦隊「シタラレンジャー」の隊員に、ソフトバンクグループの人型ロボット「Ｐｅｐｐｅｒ（ペッパー）」が加わり、「知らない人についていかない」などと児童に教えた。
　シタラレンジャーは署員がふんして５色の隊員（赤＝特殊詐欺防止、青＝侵入盗防止、黄＝１１０番通報、緑＝スピード抑止、桃＝連れ去り防止）が呼び掛ける。ペッパーは白色の「担当全般」レンジャーとして今回限りの隊員になった。
　この日午後１時過ぎ、防犯少年団任命式の後に教室があった。不審者役の青隊員が、子ども役の桃隊員に「五平餅あげるからついておいで」と誘って連れ出す寸劇を披露し、ペッパーは「知らない人についていくのは絶対にだめ。走って逃げて店や家に入って助けを求めよう」などと指導した。また、「防犯ブザーはランドセルの横に付けるのが良い」のクイズでは「ブザーはすぐ手が届くよう肩ベルトに付けるようにしよう」と説明した。
　少年団員の後藤優和さんは「レンジャーの劇がおもしろく、ペッパーの説明がわかりやすかった」と感想を話した。
　同署によると、ペッパーが登場する防犯教室は昨年度から、県警がソフトバンクグループの協力で始めた。新型コロナウイルス禍の飛まつ防止対策。東三河での開催は初めて。
【安藤聡】